プランター栽培にオススメの有機質入りIB化成肥料と参考書籍「プランター菜園コツのコツ」
家庭菜園をはじめたころ、何をどうしたら良いのかまったく分からなかったので 参考書籍をいくつか購入して勉強していました。
その中の一冊が「かんたん!プランター菜園コツのコツ」(上岡誉富 著:農文協)

ベランダ菜園・プランター栽培に特化したオススメの本です。
家庭菜園で育ててみたい野菜がほぼ網羅されていて、育て方もわかりやすくコンパクトにまとめられています。
携帯にも便利なA5サイズで初版は2005年。
2014年には大判サイズ(ABサイズ)も出版され、本書の人気の高さがうかがえます。(現在は大判のみ出版されているようです。文字も図も大きくなって読みやすくなりました。)
ポイントは2つ。
- 緩効性肥料のIB化成肥料を使用
- 条溝施肥・・・プランターの縁に沿って施肥
IB肥料はゆっくり穏やかに効く肥料です。
これをプランターの縁に沿って=根からできるだけ離して施肥することで、容積の少ないプランター栽培での肥料焼けを防ぐことができます。
しかも定期的に(だいたい20日おき位)に追肥するという簡単管理。 これは試すしかありません。
で、IB肥料を使ってみようと園芸店やホームセンターを探しましたが・・・
本書には“有機質入り”IB肥料とあるのですが、当時(2009年頃)私の住むエリアのお店では売ってなかったんです。
有機入りではないIB肥料でも良いのですが、有機入りの方がなんとなく良さそうな感じがします。
農協などでは生産者向けの大袋はありましたが、それでは家庭菜園初心者には多すぎます。 インターネットで検索すると見つかりましたが、それでも家庭向けの小袋となると取り扱っているショップはほとんどありませんでした。
これは仕入れるしかない・・・
ということで当店での取扱いがはじまりました。

自分が使いたくて取扱いをはじめたのですが、使ってみるとこれがとても簡単で便利。 プランター栽培での失敗が少なくなりました。
野菜づくりにおいて施肥のタイミングって難しいのですが、まずは「プランター栽培コツのコツ」に書いてある通り実践してみるといい感じに育ってくれます。
家庭菜園をはじめた当初は「無農薬・無化学肥料」で頑張るゾ!と思っていましたが、収穫した野菜の出来がイマイチでは趣味として続きません。
野菜の栽培は天候や病害虫などの影響も受けやすいですが、施肥の量とタイミングも出来栄えを左右します。今ではいろいろな肥料・資材の知識も増えてきたのでアレンジを加えていますが、まずは育てて収穫する楽しさを実感するためにもIB肥料を使用してこの書籍通りに栽培してみる、というのがオススメです。